コラム
五十肩について知っておいた方が良いこと ― 回復までの3つの期間と正しいケア ―

みなさま、こんにちは。ワラビー整体院です。
「腕が上がらない」「夜、肩が痛くて目が覚める」……。
そんな辛い「五十肩(肩関節周囲炎)」でお悩みの方へ。
本日は、五十肩と向き合う上で「絶対に知っておいた方が良いこと」をお話しします。
これを知っているかどうかで、治療への向き合い方や心の持ちようが大きく変わるはずです。
1.回復までの3つの期間

五十肩は、発症してから治るまでの1~2年の経過が、大きく3つの期間に分けられるという特徴があります。
炎症期・拘縮期・回復期
- 炎症期(3~6ヶ月間):
痛みがどんどん強くなっていく時期です。じっとしていても痛く、夜間痛(寝ている時の痛み)も出やすいのが特徴です。 - 拘縮期(6か月~1年間):
激しい痛みは治まってきますが、関節が固まって(拘縮して)しまい、肩の動きが悪くなる時期です。 - 回復期(3~6ヶ月間):
少しずつ動きが良くなり、痛みも改善していく時期です。
この3つの期間ごとに、症状の感じ方や適切なケア、生活する上での注意点が全く異なります。
2.最もツライ「炎症期」の真実

五十肩で最もツライ時期は、最初の「炎症期」です。
この期間は炎症が悪化して痛みが強くなっていくため、多くの方が「このままどうなってしまうんだろう」と不安になり、整形外科や整体院を訪れます。
強い痛みを緩和する術はない?
しかし、正直にお伝えしなければならないことがあります。
残念ながら、この炎症期ではどんな治療を施しても、ツライ痛みはあまり変わりません。
この時期の強い痛みを劇的に緩和する特効薬や、魔法のような特別なテクニックは、現代医学でも未だに見つかっていないのです。
消炎鎮痛薬を飲んでも痛みはあまり変わらず、藁にも縋る思いでゴッドハンドと呼ばれる治療家を訪ねても、期待したほどの効果は得られないことが多いです。
場合によっては、無理な施術でかえって痛みが悪化するケースさえあります。
耐え忍ぶ時期
「炎症期の強い痛みを緩和する術は無い」
これを受け入れるのは辛いことですが、事実を知ることは大切です。
この時期は、消炎鎮痛薬を使用しながら、無理に動かさず、3~6カ月間耐え忍ぶことが最善の策となります。
3.「拘縮期」と「回復期」は整体の出番
辛い炎症期が過ぎれば、必ず「拘縮期」に入ります。
ここからは、整体などの手技療法の出番です!
拘縮期と回復期では、施術によって痛みの緩和を実感しやすくなります。
また、固まってしまった肩関節の可動域を広げ、スムーズな動きを取り戻すためにも、整体は非常に効果的です。
痛みの激しい炎症期が過ぎた頃からは、ぜひ積極的に物理療法や手技療法を試してみると良いと思います。
4.まとめ

強い痛みが数か月続くと、『このまま一生治らないのではないか?』という不安が生じて、精神的にもツラくなります。
ですが、五十肩の強い痛みがずっと続くことはありません。
平均で1年くらい、長くても2年くらいで必ず回復します。
決して短い期間ではありませんが、「いずれ必ず良くなる」というゴールを知っておくだけでも、心の負担は軽くなるはずです。
ワラビー整体院では、現在のあなたの状態がどの期間にあるのかを見極め、その時々に最適なアドバイスと施術を提供します。
辛い時期も回復の時期も、一緒に乗り越えていきましょう。
5.参考文献
◯関連リンク
- 公益社団法人 日本整形外科学会 「五十肩(肩関節周囲炎)」
[https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/frozen_shoulder.html]